CIA「組織をダメにするマニュアル」が日本企業にピッタリ過ぎて怖い!
「組織をダメにするマニュアル」をご存知でしょうか?
このマニュアルは、アメリカCIAの前身・OSS(Office of Strategic Services)が作成したものです。
原題は「Simple Sabotage Field Manual」で、直訳すると「サボり方マニュアル」になります。敵国にスパイ活動で潜入する際に、内側から体制を壊すために考えて作られたそうです。
こんなものがあったなんて!と正直に驚きますが、かつてはこういうことが当たりまえのようにやられていたんだなぁという感じですね。
ただ、その内容はものすごくて、いまの日本企業にピッタリ当てはまるんじゃないか!?というものばかりなんですよね。
「これ日本企業そのものじゃん!」という内容が衝撃的すぎる。
シリコンバレー在住の渡辺千賀さんという方が、ご自身のブログで一部を翻訳されています。
- 「注意深さ」を促す。スピーディーに物事を進めると先々問題が発生するので賢明な判断をすべき、と「道理をわきまえた人」の振りをする
- 可能な限り案件は委員会で検討。委員会はなるべく大きくすることとする。最低でも5人以上
- 何事も指揮命令系統を厳格に守る。意思決定を早めるための「抜け道」を決して許さない
- 会社内での組織的位置付けにこだわる。これからしようとすることが、本当にその組織の権限内なのか、より上層部の決断を仰がなくてよいのか、といった疑問点を常に指摘する
- 前回の会議で決まったことを蒸し返して再討議を促す
- 文書は細かな言葉尻にこだわる
- 重要でないものの完璧な仕上がりにこだわる
- 重要な業務があっても会議を実施する
- なるべくペーパーワークを増やす
- 業務の承認手続きをなるべく複雑にする。一人で承認できる事項でも3人の承認を必須にする
- 全ての規則を厳格に適用する
これを読んでみて、これ全部が日本企業そのものを指しているように感じたのはぼくだけでしょうか?
本来の仕事に直接関係のないことだったり、物事を進めるためのプロセスの長さだったり、それを規則で縛っているというムダの極みについて書かれています。スピード感がまったくない上に、効率がめちゃくちゃ悪くて、細かいところばかりをあれこれ指摘されるというムダばかりが目につきます。
でもこれ、日本企業そのものですよ。多くの企業がこんな感じなのでは?
うちはヤバい!と思ったら即脱出しよう。
このマニュアルが日本を指して作られたものではないと思いますが、それでもいま現在の日本企業の状態を指しているように思えてなりません。
こんな感じの組織にずっといてしまったら、アタマが回らなくなって思考停止→人生停止という流れが目に見えていますよね。
会社がそういうところだとしたら、そこから離れるしか対策方法がありません。「離れる」という選択はあなたにしかできないので、直感で「うちはヤバい」と思ったら即脱出するべきです。その直感はきっと正しいはずですから。
動ける人は動いて、自分でできることを始めたり増やしたり、思ったことは全部やりましょう。一箇所にとどまって安心していないで、どんどん動きましょう。そうじゃないと、気が付いたときには大きな流れに飲み込まれて終わってしまいますよ。ヤバいと思ったら、すぐにでも転職活動をはじめて離脱しましょう。
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