Chromebook FlipでAndroidアプリが使用可能に!
Googleが年1回開催するイベント「Google I/O 2016」で、「 ChromebookでAndroidアプリが動く 」と発表されました。
いくつかの機種で実際に対応が始まりましたが、使うことができるのは「タッチパネルを搭載したChromebook」です。
現状、日本で正規販売されている製品でいうと「ASUS Chromebook Flip C100PA」か「Acer Chromebook R11」だけになります。
ぼくはAndroidアプリが使えることを見越して「Chromebook Flip C100PA」を購入していましたので、対応開始と同時に早速使ってみました!
Chromebook FlipでAndroidアプリを使うための設定。
手元にあるChromebook FlipでAndroidアプリを動かしてみたい!と思ったら、最新バージョンのOSにアップデートする必要があります。
具体的にはOSバージョン「53」以降で対応が始まったのですが、通常Chromebookは起動時に自動的にアップデートを確認→インストールが始まりますので、すでに使えるバーションになっているはずです(2017年5月24日時点では「58」)
いま現在のOSバージョンがわからないという方は、「設定」→「ChromeOSについて」をクリックすれば確認することができます。
Androidアプリを使うには、同じく設定画面の下の方にある「Google Play ストア(ベータ版)」のチェックボックスをクリックして有効にします。
「お使いのChromebookでGoogle Play ストアをご利用いただけるようになりました」と表示されるので、同意してログインすると「Google Playストア」が表示されます。
ここまできたら、あとは好きなアプリを探してダウンロードすれば使うことができます。
Androidアプリが動くか試してみました。
試しにSkypeアプリをダウンロードして動かしたところ、しっかり動作してくれましたよ!
Skypeの音声テストをやってみましたが、ごく普通に動作しました。ちゃんと自分の音声も返ってきたのでマイクも機能しています。
「Twitter」や「パズドラ」も試してみましたが、どちらも動作しました。ただし、まだ安定動作には至っていないようで、パズドラは動きが遅くなっていました。また、どのアプリでもうまく終了できないことがあったり、ずっとシェルフ上に残ったままになっていたりしています。
さすがにすべてのアプリを試すことはできませんが、現状では「使えるアプリ」と「使えないアプリ」があるということを覚えておけばよさそうですね。
まだ限定的ではあるけれど、豊富なAndroidアプリが使えて便利!
Chromebookは極力シンプルに作られています。
出来ることをひとことで言ったら「Chromeブラウザが使える」だけになってしまうからです。でもAndroidアプリが使えるようになったら、その点が解消されることになります。
ただし、現在のところアプリの使用はとても限定的です。使えるアプリ・使えないアプリが存在します。そこらへんがまだ「ベータ版」という理由なのでしょう。
2017年に発売になるChromebookはAndroidアプリの対応を進めるという話もあるくらいです。いずれ正式な対応がされれば、Chromebookへの注目度がより高まることになりそうです。
現時点でもたくさんあるAndroidアプリが使えるので、ユーザーとしては便利になるのでうれしい限りです。