東京ビッグサイトでローカルベンチャースクール・準備クラスの講義を受けてきました!
2016年最初のローカルベンチャースクール・準備クラスの講義に参加してきました。
今回は場所を変えて、なんと東京ビックサイトでやってきましたよ!
各自治体のナマの声が聞ける!
東京ビッグサイトに集まったのは、総務省主催「移住・交流&地域おこしフェア」が開催されているからです。
47都道府県の各自治体が参加され、全国各地の地域の魅力を紹介されていました。
いざ移住となると、色々気になる点があるかと思いますが、移住に関する情報(しごと・住まい・子育て)や、地域おこし協力隊員や地域移住者のリアルな声が聞けるとあって、盛り上がりを見せていました。各自治体のみなさんが参加されているということは、各自治体のナマの声が聞ける貴重な機会にもなります。
というわけで、今回は会場が講義の場になっていました。
最初にローカルベンチャースクール・林さんからご説明。全部で17自治体が集まって下さっています。
早速プレゼン開始です!
1団体3分と時間が短いのですが、その中でどんな取り組みをしているのか、地域おこし協力隊としてどんなことをやってほしいのか、またはなにができるのかなど、色んなご説明を頂きました。
さすがに全部というわけにはいきませんが、いくつかご紹介。
こちらは奈良県川上村。ブースでは市場には流通していない地元の野菜を販売されていました。
岩手県八幡平市。隊員のサポート体制が充実していました。
福島県西会津町。除雪をエクササイズに変えた「ジョセササイズ」がおもしろそうです。
三重県鳥羽市。地域おこし協力隊員が海女さんをやっているそうで、採れた海産物を積極的に紹介したりブランディングしたりされているそうです。すごいなぁ。
山形県朝日町。ご当地キャラ「桃色ウサヒ」と地域が一緒になって町おこしをされています。
元隊員で、現在は「まよひが企画」を立ち上げていらっしゃる佐藤さんのお話にはとても興味を惹かれるものがあったので、もっとくわしく聞いてみたいです。
岡山県西粟倉村。ここ最近で移住というと必ず名前を聞きますので、積極的に活動されている様子が伺えます。
北海道大樹町。現役の地域おこし協力隊員さんがご説明してくださいました。隊員側からみた活動の様子は貴重な情報です。
栃木県那須烏山市。関東近郊では唯一の参加でした。地域が抱える問題や、この先どういうふうにして行きたいかを熱く語られていました。
各地域にいろんな悩みがあることがわかった。
各自治体さんのプレゼン後は、受講生が4人一組になってグループディスカッションしました。
そこに自治体担当者さんにも入って頂き、受講生側の意見を聞いていただきながら、逆に自治体が疑問に思っていることなどをやりとりしました。
そこで感じたのは、とてもうまく行っている・やっているように感じた自治体でも、実は問題点があったり、悩みがあるということです。
解決したいことがあっても、そのためにはもっと人手が必要です。
だからなのか、地域おこし協力隊にやってほしいことが明確な地域と、自由にやってかまわないと言う地域があって、その差は地域ごとにかなり違います。
でも、最終目標としては「地域に住む人を増やしたい」ではありますが、そのためには地域を知ってもらわなければ始まらないのが現状です。
この部分の調整や進め方は、きっと相当な苦労をされているのではないでしょうか。
ぼくの感想。
ぼく個人としては、地域おこし協力隊退任後に定住することが絶対条件となっているところには、正直入りにくいです。その地域の活性を任期中にやるのはいいのですが、退任後に住む場所まで決められてしまうのには抵抗があります。
あとは、自分がやりたいことと、自治体がやってほしいことのビジョンが擦り合わせできる機会が必要ではないでしょうか。地域おこし協力隊になるのは良いとしても、自分がやりたいことと期待されることが違ったら、それで着任してしまったらお互いに不幸ですし。そういうことが起きないように、じっくり話をできる機会が欲しいです。
もちろん、行きたい地域がはっきりしていて、とにかく飛び込みたい!というのであれば構わないですが、ちゃんと話を積み重ねていってその上で着任するという選択肢もあっていいのではないでしょうか。
漠然と「移住」といっても、人それぞれ考えは違います。それは個人だろうが自治体だろうが地元住民だろうが、みんな違いますよね。
それぞれの部分で感じていることをひとつひとつ解決していくことが、最終的に地域活性につながるのではないかと改めて思いました。