昨日は、関東でも珍しいくらいの大雪が降りまして、見事に5〜6cmほど積もりました。
雪国からみたらたったの数センチでなにを騒いでいるんだ?と思うところでしょうが、東京は雪にめちゃくちゃ弱いんですよね。
雪ですけど、まさに東京砂漠状態。
そんな中を出勤していくとか、もう意味がわかりません。
足元が超絶に悪い中歩くなんて無理ゲー
雪がしっかり降り積もった朝は、当然足場が悪くなっています。
人通りが多いところはまだいいのでしょうが、自宅前とか、もともとあまり日が当たらないようなところとか、雪がしっかり残っていました。
朝はそこそこ車が走る自宅近所でさえ、道路がこのありさまです。
こんな中を歩いて行くなんて無理ゲーでしょう。
あまりに危険だったので、普段は10分で駅に着くところ、この日に限っては20分くらいかけて歩いて行きました。
それでも、何度か滑りそうになっておっかなびっくり歩いていたんですけどね。
駅に着くまでに体力を相当消耗しました。
電車は見たことのないラッシュだった。
駅に着くまででも大変だったのに、ここから先の方がさらに深刻な問題でした。
電車が遅れているのはわかっていたので、普段より1時間早く家を出たのですが、まず電車が来ないんですよ。
待てども待てどもなかなか来ません。
やっときたと思ったら、とんでもない乗車状況になっていました。
通勤ラッシュのさらに上を行くような、超絶ラッシュな電車がのろのろと駅に入ってくるんですよ。
そんな電車に乗ることができず、1本見送ったあとに意を決して乗り込んだのですが、ここからがさらに大変でして。
普段なら25分ほどで目的の駅に着くのですが、なんと約2時間ほど乗りっぱなしになりました。
その間、座ることは出来ず、ずっと立ちっぱなしです。
そして、あまりにぎゅうぎゅう詰めになっているためか、「痛い!」とか「やめて!」とか、普段絶対聞くことがないような怒号だったり悲鳴に近いような、そういう声がときどき聞こえてきました。
もうね、正直怖かったです。
なんでこんな電車に乗らにゃあかんのだろう?と激しく疑問を持ちましたが、それでも会社に向かう習性がある自分も含めたサラリーマンの行動は、たぶんそれが当たり前の行動だったのでしょう。
そろそろ「朝は会社に来て集まって当たりまえ」を止めませんか?
雪の中を歩くのって、結構危ないですよね。
スキー場をスノーブーツで歩くのとはワケが違います。
革靴やヒールで歩くような環境ではありません。
そんな状態で歩いて出かけるなんて、自ら危険の中に飛び込んでいるようなものです。
電車が遅延しているのだって、ちょっと情報収集すれば誰でもわかることです。
それなのに、毎回みんなが当たり前のように通勤するんですよ。
なんてクレイジーなんでしょう。
「リスクマネジメント」なんてよく聞きますが、こういう自体になったときに適切な対応ができる日本企業って、いったいいくつあるのでしょうか。
社員の安全を確保することも大切だと思うのですが、危険に晒されながら通勤している事自体を止めないかぎり、雪中行軍は無くなりません。
そもそも、すべての原因は「必ず会社に集まって仕事を始める」ことにあるんですよ。
それさえ止めれば、誰もが安心して働くことができますよね。
そういうことには向いているスマホを誰もが持っていて、在宅でリモートワークする環境がどんどん整ってきています。
使えるツールはたくさんあるのに、それを使いこなせる企業はいなくて、そもそも知らないというところが多いのでしょうか。
これではいつまで経っても変わりません。
これでは、2011年の震災の教訓がまったく活きていないじゃないですか。
そんなんではダメですねぇ。
自分の身は自分で守るしかない。
生き方・働き方が多様化している昨今、なんでも自分でしっかり管理するというのが、ひとつテーマになっているように感じます。
それができる人はどこでも生きていけますし、それができない人は会社に所属し続けるしかありません。
まさか、全力で社員1人を守るなんていうことはしないですし、誰もがそれに気が付いているはずです。
つまり、自分の身は自分で守れ!です。
そういう覚悟を持って対策を取っておかなければ、安心・安全な生活なんて送れません。
だから、いま必要なのは、自分で自分のリスクを把握することと、リスクを理解した上で行動できるチカラです。
なにごとも、動かなければ始まりません。
ぼく自身、動く以上はリスクが伴うことを重々理解していますが、それでも動かなければなにも変わりません。
動き続ければ、それが身を守ることにつながりますので、止まらずに動き続けることが大事ですね。
というわけで、今回の大雪をとおして感じたことを書いてみました。
ほんと、いつまでこんな環境の中で消耗するんだろう…と疑問を感じる方は、自分で生きていけるような環境を作るべきですよ!
ぼくもそう考えていますので、一緒にがんばりませんか?