専業ブロガーになって半年ほど経ちました。
2016年11月に会社を辞めて以降、ぼくはどこにも所属せず、ひとりで過ごしています。
それからやっていることといえば、毎日ブログを書くこと・本を読むことくらいです。
おかげさまで、会社員時代よりも退職後のほうが多くの方にブログを読んでいただけるようになりました。
いつも読んでくださっているみなさん、ほんとうにありがとうございます。
ぼく自身は記事をたくさん書いていくうちに、PV数や書く技術など、得るものが増えてきました。
「じゃあ、ブログが提供できる価値ってなにがあるだろう」
ふとそんなことを思ったので、ちょっと真剣に考えてみました。
ブログが世の中に提供できる3つの価値。
ブログが世の中に提供できる価値って、たくさんあると思っています。
その中でも、大きなメリットとして3つ挙げることができそうです。
- 共感の発信
- 問題提起・知識の共有
- 筆者自信の変化・移り変わり
共感の発信
ブログに限らず、本やニュースメディアなどを見た・読んだときに、どういう内容だったら心地良いでしょうか。
たぶん多くの人が、難しいことを言っている・独りよがりな記事よりも、読みやすい・わかりやすい内容で「あーこれこれ!」と共感できる記事のほうが読んでいて気持ちがいいはずです。
仮に同じテーマ・内容を扱った記事が2種類あったとして、どちらのほうがより記憶に残るか?印象的か?を考えたら、間違いなく共感できたほうを選びますよね。
普通に過ごしている中で思ってはいたけれど、わざわざ言う必要が無いことを代弁してくれたら、その人にとっては価値ある記事だと言えます。
そういう「共感」を提供できるのがブログだと考えています。
問題提起・知識の共有
ブログでできることはたくさんあって、中でも「問題提起」と「知識の共有」は重要な要素です。
ブログが読まれる理由って、そのブログに世の中への問題提起が書かれていたり、役に立つ知識・チップが書かれているからだと思うんですよね。
問題提起はなにも難しいことではなくて、以下のような視点でいいんですよ。ここを意識するだけで、あなたという独自視点で書かれたブログ・記事に育っていくんです。
- これが大好きだ
- この分野に明るい
- 自分はこう考えている
- ここにこだわっている
この視点を常に盛り込んで書き続ければ、ブログ自体の成長=あなたが提供し続けられる価値が止まることはないはずです。
余談ですが、書き手が芸能人だったら「日記」でもいいと思いますが、ぼくのような一般人が「今日のお昼♪」とか書いても、「はぁ?読むだけ時間のムダ!」と思われて終わりです。ブログを日記メディアにするのがオススメされない理由はここにあります。
筆者自信の変化・移り変わり
ブログがおもしろいと思う最大の理由は、「人」にあります。
なぜなら、書いているのは人、読み手も人、関わっているのも人だからです。
人がやるからおもしろいのであって、誰でも書ける・定期報告のようなことであったら、それはもうAIなどを使って書いたほうが手っ取り早いですよね。
実際、そういう事例は増えてきているわけですし。身近な話ですが、日本でも天気予報をAIが書いたと話題になっていました。
AI、ついに新聞記者となる。たった1秒で天気予報を執筆 https://t.co/GUM7wVjBPU pic.twitter.com/6x1RUs6fop
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) January 11, 2017
「ロボット記者」が作成した天気予報、レベル高くてもうこれは機械がやればいいでしょってレベル。
AIが新聞記事を書いてみた 執筆1秒、データ処理に強み(西日本新聞) – Yahoo!ニュース https://t.co/NMQVTl24z4 pic.twitter.com/RW84qu6FcP
— タクスズキ@プロブロガー (@TwinTKchan) January 11, 2017
じゃあ、個人ブログが発信できる価値ってなんだろう?と思ったときに、そこで問われるのはやっぱり「人」ではないでしょうか。
筆者自身の変化、人生や生活の移り変わりなど、その個人でしか経験できないことがたくさんあります。仮に同じことを同時に10人で経験したとしても、10人全員が違う感想をもつはずです。そういう経験はAIでも書けない部分ですよね。
もしAIを頼って記事を書く時代が来たとしても、あなたというフィルターをとおした経験自体はAIでもできないはずです。入出力するデバイスやツールがキーボードから離れていって、人間の声になろうが、AIやBOTになろうが、結局経験を文章に書き出すには、そこに込められる「経験」が必要です。
だから、ブログで発信することでいちばんおもしろいのは、きっとどこまでいっても「人」自身であって、筆者の変化や人の移り変わりなんだと考えています。
発信できる人が増えれば世の中がもっと豊かになる。
先日聞いた話ですが、そもそも書ける人というのはいないんだそうです。
ちょっとくらい書けるのでは?と思いますが、そもそも書くのが得意ではない・嫌いという理由で、それすら抵抗を覚える人も多いとか。
ということは、「書ける」というのはスゴいことで、「書ける人」はすばらしいスキルを持った人ということになりそうです。書ける=発信できるということは、世の中に向かって価値を提供できるということなのですから。
そういう書ける人たちが少しでも増えていけば、世の中にもっとおもしろいことは増えていくと、ぼくは思います。
書く媒体はブログに限りません。世の中にはたくさんあります。それを選ぶことはできるので、自分が好きだと思う・自分にあう媒体で、思いっきり書けばいいんですよ。ぼくにはたまたまブログがあっていたというだけの話なんですから。
もしブログが好き・いいなと思うのであれば、ぜひ書き始めてみませんか?
あなたが書いたその記事が、いつか世の中を潤すことになるかもしれませんよ。