「書ける人」はほとんどいない。
先日参加した、吉見夏美さんのサロンオフ会でおもしろい話を聴きました。
「 書けるでしょ?とかんたんに言われるけれど、そもそも書ける人ってほとんどいない 」
これ、同じくオフ会に参加されていた染谷昌利さんが仰っていた言葉です。
書くことが好きで、書くのがあたりまえになっていると忘れてしまいがちですが、書くことができる人ってそもそもほとんどいないのだそうです。
そう言えば、思い返してみれば会社員時代に「書くことができる人」に出会ったことがないんですよね。
そして、意外とかんたんに「書けるなら書いてよ」と言われていたことも思い出しましたが、それって「関西人ならおもしろいこと言ってよ」と言っているのと同じレベルですよね。
会社員時代は頼まれれば仕方なく書いていましたが、いま思えば結構ひどい話だったんだな…と思うと同時に、「書ける人がいない」という部分に妙に納得した自分がいます。
「あたりまえ」ってあたりまえじゃない。
ものすごく気軽に使われる「あたりまえ」という言葉ですが、人によって「あたりまえ」は違います。
- ぼくにとってのあたりまえ
- あなたにとってのあたりまえ
- 彼氏・彼女にとってのあたりまえ
- 家族にとってのあたりまえ
- 親友・友人にとってのあたりまえ
- 会社・業界のあたりまえ
どの「あたりまえ」も当人にとってはあたりまえですが、他人にとっては違いますよね。
当人以外の人からしたら、その「あたりまえ」はただのわがまま・勝手なことに見えるかもしれません。
逆の立場を想像すれば、わりとかんたんに理解できますよね。自分が相手の「あたりまえ」を押し付けられたら…イラッとするかもしれません。
それを理解せずして、自分のあたりまえを振りかざすなんて、当然ながらそんなものが相手に通じるわけがありませんよね。
あたりまえと思わずに、かんたん・丁寧に伝える努力が必要。でも「書ける」という自信を持ってOK!
ぼくはブログを拠点にして、毎日書くことをやっています。
「書く」が好きなので、書きたいんですよね。
おかげさまで、「書く技術」は上がってきたのではないか…と感じるようになりました。
でも、もっと大事なのは「相手にどう伝えるか」という「伝える技術」です。
もちろん書く技術自体はとても重要なのですが、誰に伝えたいのか・どう伝えたいのか・なにを言いたいのかがわからないと、それはどこにも届きません。
だから、「書く技術」と「伝える技術」はどちらも大切な要素になります。
これから先も引き続き書いていくにあたって、この2つをもっと意識しながらやっていこうと、決意を新たにしたオフ会でした。
でも、書けるということ自体には自信を持ってOK!ぜひもっとはっきり意識して「書けます!」と言いましょう。