横浜・みなとみらいにある横浜美術館で開催中の「ホイッスラー展」に行ってきました。

みなさん、ホイッスラーってご存知でしょうか?
私はこの展覧会を知るまで、ホイッスラーさんのことを知らなかったのですが、よくよく調べてみたら絵画史上の重要な人物であることがわかり、一気に興味津々となりました。
多彩な作風を求めてジャポネズムを追求したり、様々な表現方法を試したりと、かなりのチャレンジャーだったことが伺えます。特にすごいのが「ピーコック・ルーム」という部屋そのものが美術作品になっているもので、さすがに展示はありませんでしたが、展示映像でそのスケールを感じることはできました。
後世の画家たちに多大な影響を与えた、というのも頷けるチャレンジっぷりです。
私個人としては、とても繊細で、細かな表現をする方だな、という感想です。代表作の「青と金のノクターン」は、夕闇に映える橋が見事に映し出されていました。「肌色と緑色の黄昏」もお気に入りです。
これすごい!と思ったのが「テムズセット」と呼ばれる銅版画のシリーズで、線のみでここまで多様な表現ができるのか!と感心させられました。
これだけの作品を一気に見られるのはなかなか無いと思います。興味がある方はぜひ足を運ばれてはいかがでしょうか。ちなみに、会場内で音声ガイド(有料)を頼むとリリー・フランキーさんがナビゲートしてくれます。これ、聞きたいですよね。僕は時間がなくて聞けなかったのがとても残念です。
さらに残念なことに、3月1日(日)までの開催となっており、あと1週間しかありません。お早めにどうぞ!
横浜美術館 ホイッスラー展