千葉県いすみ市に行ってきました。
最近、移住先としても人気の千葉県いすみ市。
太平洋に面したところにある、とても静かで趣のある地域です。
共生革命家・ソーヤー海さんが作った、ご自身の理念を実践するための場=「パーマカルチャーと平和道場」で、床はりのお手伝いをするために伺ってきました。
いままで「床はり」なんてやったことがありませんが、丁寧に指導していただきながらやってきたので、ものすごくいい経験ができましたよ!
話題の「パーマカルチャーと平和道場」はステキな古民家でした!
今回は、日本のパーマカルチャー発信を行っている東京アーバンパーマカルチャーのプロジェクト拠点「パーマカルチャーと平和道場」(TUP道場)の古民家改修をお手伝いしてきました。
でも…ここ本当に同じ関東?と疑いたくなるような、がらーんとした駅に降ります。いい雰囲気だ…!
駅から徒歩7〜10分くらい歩くと、小さな看板があらわれます。注意していないと見落とします!
急に山奥へ入っていくような雰囲気になって、ちょっと不安に…この先に本当にあるのだろうか?
と思ったら、すぐに立派な古民家があらわれました。正確にはわからないそうですが、築100年は超えている古民家を「パーマカルチャーと平和道場」として完成させるべく改修が進められています。
年季が入っていて、いい雰囲気になっていますね。ステキ&すばらしい古民家です!
全部手づくり!温かい感じがうれしいですね。
この中で床はりをやるのが今日の目的です!
床はりDIY!
ぼくは大工ではありませんので、いままで生きてきて「床をはる」なんてやったことありません。おそらく、この日の参加者のほとんどが同じだったのではないかと思います。
が!この日は20名前後の参加者が集まっていました。床はりでこの人気ぶりはスゴい!
ここが現場。この大広間の床に籾殻を敷き詰めて、その上から床板を貼っていきます。
すき間に籾殻を敷き詰めていきます。籾殻は断熱効果があるのだそうです。
この上にビニールを敷いて、その上から床板をはっていきます。床板を必要な長さに切り出して、床に敷いたらインパクトドライバーでネジ止めしていきます。各種道具の使い方は全員が大工さんからレクチャーを受けたので、慎重かつ安全に使えるようになりました。うーん、勉強になるなぁ。
ネジに対してインパクトドライバーの角度が正しく入っていかないと「ブブブッ!!」という豪快な音がして、うまく入っていきません。これが難しい!
家を作るの超楽しい!そして人の温かさが嬉しかった。
元々ある家を手入れして、再び生活の場として活用できるようにするのって、とても意味のあることです。
特に、新たに住宅を建てる土地がほとんどない日本では、すでにある住宅を活かす方が理にかなっています。
しかも、古くからある日本家屋は、それ自体がとてもすばらしい「知恵のカタマリ」です。これを「もう使わないから」「古いから」という理由で壊す・なくしてしまうのはほんとうにもったいない!
必要以上に自然を壊しながら、かなりいろいろムリしてあたりまえのように生活するのではなく、いまある自然と共存・共栄しながらのんびり生きていくことは、きっと誰でもできるはず。それをほんとうにやるかやらないか、というだけの話です。
だからといって、なにもムリして自然と一体化しろ!とは誰も言っていません。
それぞれができる範囲で、できそうなことをちょっとだけでも「やってみる」という意識を持つことで、世の中は少しずつ変わっていくはずです。
パーマカルチャーと平和道場は、そういう優しくて力強いメッセージを発進し続けている、そんな温かい現場でした。
なにより、そこに関わっている人たちの温かさがとてもうれしかったです。
関東にもこういうところがあるんだな…と嬉しくなった1日でした。