岡本太郎の著書「自分の中に毒を持て」は、ぼくを突き動かす原動力です。
以前、ノマドワーカー・安藤美冬さんに勧められて読んだ本があります。
それが芸術家・岡本太郎の著書「自分の中に毒を持て」です。
この本、ぼくのバイブルになっている1冊なんです。
だから、書籍でも買いましたし、Kindle版でも購入しました。
いつでもどこでも読めるように、常に持ち歩いています。
「芸術は爆発だ」の岡本太郎が放つ強烈なメッセージ。
岡本太郎といえば日本を代表する芸術家で、「芸術は爆発だ」というあまりにも有名なフレーズはこの方から生まれたものですよね。
超がつくほど有名な方ですが、その独特な世界観は人を惹きつけるような強いメッセージが込められています。
この本もそうで、1冊の中に岡本太郎の強烈なメッセージが込められています。全体がそういう作りなので、読むとものすごい刺激が得られます。刺激が欲しかったわけではないのですが、強烈なメッセージのおかげで、かなり刺激的です。
ぼくがこの本をはじめて読んだ日は、あまりの衝撃にビックリして、その夜はなかなか眠ることができませんでした。
「迷ったら危険な道を選べ」
この本の中でぼくが一番好きなフレーズがあります。
それが「 迷ったら危険な道を選べ 」です。
この部分は、ぼくの中で強烈に響くものがありました。
ああ、自分は今までなんて安全な選択を繰り返していたのだろう。
安全地帯からワーワー言っているだけでは、なにも伝わらないじゃないか。
もっと危険な方へ、でも心がワクワクしている方へ向かう人生にならなかったら、このまま何もなく終わってしまう。
こう思った瞬間、「今のままではダメだ!」と思って、急にあちこちへ動くようになりました。
それこそ、安藤さんが当時開いていた「セルフメディア学」に参加したり、勉強会に参加したり、高知まで行ってプロブロガー・イケダハヤトさんに会ってきました。
仕事も変わって、配置も変わって、さらには立場もどんどん変わっています。ついには会社員を辞めました。昔はまったく考えていなかった「リスク」を積極的に取るようになりました。
こうなってみて、ようやく自分の人生を生きているような実感が少しだけ湧きました。あのときの情熱がなかったら、ここまで動くことはなかったでしょう。
ぜんぜんまだまだだと思っていますが、こう思えるようになったことに本当に感謝しています。
自分の中に毒を持てるか?
「自分の中に毒を持て」という、この強烈なメッセージ。みなさんにはどう聞こえますか?
ぼくはこのメッセージを受けとってから、最強の敵は自分自身なんだと思っています。
進化する・しないも自分、変化する・しないも自分、成長する・しないも自分、やる・やらないも自分次第です。手を抜こうと思えばいくらでも抜けますが、そんなつまらない人生を生きたくないです。だから、自分が心を傾けられる・興味のある方へ向かって生きようと決めています。
多少のリスクはそもそも織り込み済みで、大きなリスクがあったとしてもそれも覚悟の上です。そのリスクを乗り越えようと努力するので、そういう山場は大歓迎です。そう思うようになってから、ぼくは結構楽しく生きていますよ。
偶然かも知れませんが、岡本太郎のメッセージに刺激を受けて、こうやって生きている人間がここにいます。どなたにでも合う本だとは思いませんが、一読の価値はあります。
もし興味があれば、ぜひ一度読んでみてください。共感する部分がある方は、きっとぼくが言っていることがわかりますから。