高知旅の中では、ちょっと変わった観光名所も見てきました。
通り名がついていて、「高知がっかり名所」なんて呼ばれています。
ちょっと不名誉なもののような気がするのですが…はたしてどんなところなのか、気合いを入れて見てきましたよ!
高知がっかり名所!?
そこは「はりまや橋」というところです。
なんでもその昔、初めて四国を統一した長宗我部氏時代に、高知に居を構えた2軒の豪商・播磨屋と柩屋が、お互いを行き来するために堀川上に掛けた橋が由来となっているそうです。
その後、時代の流れとともに堀川は埋め立てられ、橋は何度か架け替えられて、現在は長さ20メートルほどの短いものになっています。
現在の橋は1998年に架け替えられたものがそうです。
ここは「よさこい節」の歌にも出てきます。
「土佐の高知のはりまや橋で,坊さんかんざし買うを見た」
お坊さんと娘の恋物語です。
さて、事前情報を得て期待が高まる中、早速橋を見てみます。
20メートルってどんなもんだろう?と思っていましたが、それがこちらです。
おぅ…。
えー、短いですねこれ。
本当にこれだけしかありません。
歩いたら、わずか数秒で反対側へ渡りきれます。
ものすごくかんたんに完全制覇してしまいました。
この日はちょっと体調が悪かったのでこれ以上散策はしませんでしたが、この橋の下に地下通路があって、その先にははりまや橋に関する展示ブースがあります。
そこでは歴史が語られていたり、昔の欄干が展示されていたりと、観光名所らしい役割を果たしているようです。
見たかったなぁ…。
橋のすぐ側には、何やら洋風っぽい建物がありました。
ビルとビルの間にあるため、日陰になっていました。
夏に来たら涼しそうですね。
一見の価値あり?
いかがでしたでしょうか?
高知がっかり名所というからどんなものかと思っていましたが、現物を見て「なるほどこういうことか…」と妙に納得してしまいました。
でも、ちゃんと歴史はあるんですよ。
そこらへんの背景を知ってから見ると、楽しみ方がちょっと増えます。
ちなみに、高知がっかり名所とは言いますが、「日本三大がっかり名所」のひとつに数えられていたりもします。
はりまや橋は、その2番手に位置しているようです。
堂々の2位…なるほどそうですか…。
いやまぁ、せっかく高知に来たら、ぜひこんな観光名所もあますところなく見ておくことをオススメします!
ここからほど近いところに「ひろめ市場」があったり、居酒屋が集まっているエリアがあるので、夕飯のついでに見に来るのもいいですね。
というわけで、高知がっかり名所・はりまや橋レポートでした!
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はりまや橋