こちらの記事は、ぼくが2011年末から書いていた別のブログ記事をインポートして、加筆・修正したものです。
文章・画像はそのままに、読みやすいように今のスタイルに合わせています。
ぜひお読みください!
ステップアップ☆ザ☆ギター理論編〜ドレミからはじめる音楽のしくみ〜最終講義(2012年3月17日公開)
3/11、ステップアップ☆ザ☆ギター~理論編~の最終講義が行われました。
ここまで、6回の講義を受けてきて、いよいよ曲を作るところまできました!
今日はどうなるんだろう!?とワクワクしますが、そんな気持ちを抑えつつ、前回の復習と本講義全体の復習からスタート。
「倍音」の復習
「これはトランペットの音」とか、「ピアノの音」とか、パッと聞いて「○○の音」というのがわかるのは音の周波数の構成が違うから、ということを第3回講義で学びました。
ギターで「ド」を弾いたとき、色んな音が重なり合って聞こえます。この重なり方が「音色」になり「◯◯の音」というのがわかるようになります。
- 2倍音 →1オクターブ上のド
- 3倍音 →1オクターブ上のソ
- 4倍音 →2オクターブ上のド
余談ですが、倍音は音が反射すると聞こえやすくなるそうです。
石造りの教会や建物が多いヨーロッパでは倍音が聞こえやすい環境から和音を使った音楽が発達したようです。
反対に木造建築が多い日本では音の反射が少なく、能や三味線などそれ単体では単調に聞こえやすい音楽が発展したそうです。
リズムを学ぶ♪
堀井先生が実際に演奏しながら、色んなリズム用語の解説をして下さいました。
詳しく書くと大変な量になってしまうくらい、様々な用語があります。
リズムの中でも「演奏の3要素」と呼ばれるものがあり、以下3つがそれにあたります。これらが演奏に欠かせない重要なポイントになります。
- 「アゴーギグ」→テンポに緩急をつける
- 「ダイナミクス」→音量・強弱
- 「アーティキュレーション」→音の連結
では「音楽の3要素」といったら?
それは「リズム」「ハーモニー」「メロディ」になります。
そのメロディの作り方は、メロディーのかたまりを作る事から始めます。
最小単位は2小節(これを「モチーフ(動機)」といいます)、4小節にまとめると「小楽節」、8小節にまとめると「大楽節」になります。
8小節作ると、もう立派な曲です。
実際に童謡等で8小節の曲はあるそうです。
じゃあ作曲してみよう!
では実際に作ってみましょう!という声とともに、受講生のみなさんが五線譜に向かって曲を書き始めました。
先生やアシスタントに聞いたり、周りの受講生の方達と相談しながら作ったり、みんな本当にスゴいです!
短い時間ではありましたが、実際に2名の受講生が作った曲を堀井先生がそれぞれ演奏して下さいました。
さらに、この2曲をつなげて演奏して下さいました!
これは名曲の誕生です!
もう立派な曲になっていました!
全7回の講義で、学習した理論を駆使して作曲することが出来ました!
音楽理論を知ることは、音楽をより楽しむための「はじめの一歩」
最後に堀井先生からアドバイスを頂きました。
音楽理論を知る事で、今まで演奏してきた曲や、これから演奏する曲など、より深く考えたり、捉えたりする事が出来るようになります。
理論でギターの腕前が上達するわけではありませんが、理解を深める事で、一歩進んだ音楽の楽しみ方や捉え方が出来るようになります。
受講生の皆さんが、これから音楽をもっと楽しむ事が出来るようになればうれしいです!
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講座を開設している吉野町市民プラザのスタッフさんが書いているブログ「学級日誌」にも最終回のレビュー記事が掲載されています。
併せてお読み頂くと、より深く講義内容を知ることが出来ますので、ぜひご一読下さい。
宜しくお願い致します。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました♪