まずはここから聞いてみましょう!
クラシックギターは名曲がいっぱい!
あなたは「クラシックギターの曲を知っていますか?」と聞かれたらなにを思い浮かべるでしょうか?
禁じられた遊び?
アルハンブラの思い出?
古賀メロディー?
人によって思い浮かべる曲は様々あるかと思いますが、実はかなりたくさんの曲があるんですよ。
それこそクラシックギター用に書かれた曲もあれば、他の楽器用の曲をギター用にアレンジしたものや、ポップス系の曲を編曲したものなども含めると、とても膨大な数になってしまいます。
ものすごい量ではありますが、「これぞ王道」と呼ばれるような曲も存在します。
先ほど上げた「禁じられた遊び」「アルハンブラの思い出」なんかもそうですし、スペイン系民謡やスペイン出身の作曲家が書いた曲などがそこに含まれます。
ぼくが選ぶオススメCDはこれだ!
想像もつかないような膨大な量の曲が存在するとなると、いったいどれから聞けばいいんだ!?と思ってしまいますよね。
でも大丈夫。
ギター弾きのぼくが、「これは聞いたほうがいい!」と思っているCDを3つオススメします!
ジョン・ウィリアムズ「禁じられた遊び〜ロマンス オブ ザ ギター」
現代最高峰のギタリストといえば間違いなくジョン・ウィリアムズが選ばれるのではないでしょうか。
ギターの名手にして、様々なチャレンジをしてきたことでも有名です。
ぼくも一度だけ来日した際のコンサートに行って聞いてきましたが、ものすごくうまくてもう言葉が出ないとはこのことでした。
その巨匠がリリースしたCDの中で、まさに入門編にうってつけなのがこの1枚です。
いわゆる王道のクラシックギター曲から編曲もの、さらには現代曲やオーケストラとの共演など、多くのチャレンジと表現を1枚のCDにギュッと詰め込んだ感じになっています。
これからクラシックギターの曲を聞こうと思っている人や、ギターを勉強している人にも自身を持ってオススメできる1枚です。
ホセ・ルイス・ゴンサレス「ホセ・ルイス・ゴンサレス名演集」
“マエストロ”アンドレス・セゴビアの弟子にして、そのセゴビアに「良い音の出し方は彼に学びなさい」と賞賛された名ギタリストです。
明るい音色と豊かな表現が一度に味わえるのはこのギタリストだけではないでしょうか。
CDに入っている曲はいわゆるスペイン系の王道ばかり。
CDを聞いていると、まるででスペインを旅しているような、そんな気持ちにさせてくれます。
クアトロ・パロス「!Leva!」
こちらは日本の若手ギタリスト4人によるカルテット「クアトロ・パロス」の1st CDです。
4名で精力的に活動されていて、各所で話題になっています。2016年の夏には白寿ホールでコンサートを行うそうで、いまから楽しみです。
このCD「!Leva!」は「出港」という意味で、4本のマストを持つ大きな船=クアトロ・パロスが日本へ、そして世界へ向けて発信するという意味が込められています。
ギター4本で紡ぎだす音はキラキラしていて聞く人を惹きつけます。ソロギターとはまた違った魅力がありますので、ぜひ聞いてみてください。
ぜひ聞いてみてください!
ほかにもオススメしたいCDはたくさんあるのですが、この3枚は「鉄板」なのでまずはこれを聞いてみてほしいです。
そのうえで、さらに奥深い世界にすすんでみてはいかがでしょうか。
クラシックギターはおもしろい楽器ですので、ぜひ1度聞いてみてください!