よく聞く言葉ですが、シンプルに考えたらごく自然なことですよね。
なければ自分でつくるのって、普通にやっていましたよね?
世の中、多くのことがお金で解決できてしまいます。
例えば食事。自炊をせずとも買ってくればそれなりの食事は取れるし、なんなら外食しちゃえば済むし、食べことに集中できて用意・後片付けが必要ないなんてほんとラクチンです。忙しい現代人にとってはその方が時間短縮にもなるし、手間も省けてバンバンザイ!最高ですよね。そういう費用対効果を考えて、そこに投資できるのはお金を稼いでいるからこそできる手段ですよね。
昔を思い出してみると、学生の頃はお金がなくて何をするにも大変な労力と時間を掛けてやってきた経験って誰しもがしているでしょう。あの頃はとにかく時間だけは膨大にあって、それは自分だけでなく友人たちも同じだったので、お願いして一緒にやったりとか、みんなでなにかをやるっていう機会がたくさんありました。
そこから時間が立ち、仕事をするようになって使えるお金が増えてくると急にそういう機会が無くなってしまい、なんなら友人と会うことですら機会を合わせないと会えなくなってしまいました。時間って恐ろしいですね。
あの頃、自分たちが時間と労力を掛けて作っていたものって、とんでもなくクリエイティブな行為そのものでした。ない頭をフル回転させて、こうやったらどうか、いやもっとこうしたほうがいいとか、とにかく考えて動いていました。そうやってゼロからなにかを創り出すことばかりをあたりまえのようにやっていたんですよね。
つまり、みんなゼロからイチを創り出すことなんてできるはずなんですよ。
しかも、とてつもなくかんたんに考えてやっていたはずです。
それがお金というマジックのせいでやらなくなってしまい、衰退してしまったせいで出来なくなる。仕事で頭を使って疲れているから他でも使うなんてしたくない!という意見が聞こえてきたらそれが本音でしょう。
クリエイティブな毎日なんて「あたりまえ」でしょ。
「クリエイティブ」という言葉自体はよく聞きますが、ちょっと別世界の言葉のように感じていませんか?
自分には関係ないし、そういうのはアーティストだったり音楽やってる人だったりクリエイターを指して使う言葉でしょ?とか、そんな感じはしませんか?
ぼくもそう思っている時期がありましたが、いやいや、これ職種に関係なく超重要事項ですよ。なぜなら、毎日の生活の中で生み出していないものなんて無いんですから。
プライベートでもそう、仕事でもそう、毎日の生活や仕事を進めるということは何かしらを生み出しながら進んでいます。
朝起きて「おはよう」から始まり、奥さんと何気ない会話をしながら朝食を食べて出勤する、とか。昨日からやっている仕事を今日カタチにする!と決めて関係各所と連絡を取りながらまとめていく、とかとか。
そのすべてが昨日とは違う新しいなにかを生み出しているんですよ。
そう考えたら、「クリエイティブ」なことってみんな普通にやっているんですよね。それをどうとらえるかという問題なだけで、実際やっていることがクリエイティブなことだとは気がついていないだけです。
意識を変えればいくらでも「クリエイティブ」になれる。
どこを意識するかで捉え方が変わるのであれば、クリエイティブかどうかも捉え方の問題ですよね。
なにも特別なことをしなくったって、すでにそういう生活を送っているはずですし。それをそう思っているか、あるいは楽しんでいるか、それとも毎日の日課としか思っていないかで大きく違うだけです。
もし「クリエイティブなんて関係ない」と考えているのだとしたら、まずは自分の身の回りにある「普通の生活」について、ちょっと考えてみてはいかがでしょう?
誰かがあなたのためにやってくれている「あたりまえ」ですら、二人の関係をより深めていくクリエイティブな行いだと思いませんか?
そうやって自然にできていること自体が、もうどっぷりな感じですけどね。