日本人あるあるです。
最後のひとくちを残す「ちょい残し」は日本人の悪いクセ
レストランや居酒屋などで、大人数で食事しているとよく起こるのが「ちょい残し」です。
お皿の上に最後のひとくちがぽつんと乗っていて、なんだか寂しいような、あとを引く気がするような、でもなんだか手を出してはいけないような、そんな感じですよね。
これ、よく見かける光景です。そのままだれも最後のひとくちに手を付けなくて、そのままお店を後にしてしまったりして、結局もったいないだけになってしまいます。
これって、日本人の悪い習性ですよね。ごくシンプルに考えて、食事を残すというのはあまりいいことではないですよね。でも、最後のひとくちだけが残ってしまう。
たぶん昔からそうなんだと思いますが、ゆずり合いの精神だったり、最後に手を付けるのはホストではなくゲストだったりとか、そういうホスピタリティ精神・おもてなしの心から生まれてくるものではないでしょうか。
一番最後はほかの皆さんにゆずりたいという気持ちからくる行動ですが、でもそれが行き過ぎて誰も手をつけなくなってしまっているように見えます。
日本人は同時に「もったいない精神」も持ち合わせていますが、それでも残してしまうということは、目の前の相手が関係してくる「ゆずり合いの精神」の方がより重要ということですね。
遠慮せずに食べちゃえばいいでしょう
単純にお腹が空いていなくて食べられないとか、体調が悪くて食べられないとか、そういう事態はさておき、もしちょい残しがあった場合。
それに気がついた人が、食べたいと思ったら食べちゃえばいいだけのことですよね。なんにも難しくないし、別にわざわざ断る必要もないし、「食べます!」みたいに宣言する必要もないんですよ。
まわりを気づかうという点はすばらしいと思いますが、残してはまずい!と最初に気づいた方が、そのまま食べてしまえばそれで終わりです。遠慮なんていらないし、堅苦しいことも考えなくていいんです。みんななんとなく手が伸ばしづらいところ、どんどん手を伸ばして食べて、残さず完食したほうがよっぽど気持ちがいいですよ。
つい遠慮してしまいがちですが、野菜・果物・肉・魚など、作ってくれた・取ってくれた方がいるからこうして食事ができているわけです。
農家や漁師のみなさんに感謝の気持ちを忘れず、おいしくいただければ言うことなしですね。