普段から危機感を感じることはあるでしょうか?
「自分は変わらなくちゃ」と思う危機感もあれば、「このまままでは変われない」という危機感など、様々な危機感がありますが、いかがでしょうか。
ぼくは危機感が自分の中にずっとあって、それを原動力として動いています。
ぼくが感じる危機感
ぼくはかつて仕事でまったく評価されず、そんなでは要らないとまで言われたことがあります。
良かれと思ってやってきたことが1ミリも評価されなかったその時の衝撃と言ったらとてつもないものがあって、しばらく落ち込んだりもしました。
そして次に思ったことは、「このままではいけない」「仕事にすべてを捧げていてはダメだ」「色んな生き方があるのにどうして企業だけが正しいと思っているのだろうか」など、今までの生き方・働き方に疑問を投げかけるものでした。
さらには先の震災を経験したことで、その気持はより強くなり、その結果今のままではダメだというとてつもない危機感を感じるようになりました。
「今のままではダメ」というのは、自分自身についてはもちろんですが、自分が関わっている仕事や人、生き方や働き方そのすべてについて、ちっとも幸せとは呼べない現状のままではダメだ、という感覚です。
実際、いくら働いても幸せになれていない人はたくさんいますし、一生懸命働いているのにつらい目にあっている人だっています。
そんな現状を見て、さらに自分の中にある危機感は高まるばかりです。
変われないという危機
震災からすでに4年が経ちますが、皮肉なことにあのときを起点として世の中が大きく変わり始めました。
ところが、変わりきれていないのが現実です。
当初考えられていた社員の安心・安全や働き方は忘れ去られて会社の都合だけが優先された結果、相変わらず満員電車に乗って通勤し、朝早くから夜遅くまで働き、自分の生活なんて二の次みたいになっています。
テクノロジーがこれだけ進化しているのにも関わらず、在宅勤務はできない、必ず毎朝席にいなければならないなど、たくさんある古めかしい風習の中で生きています。
みんな、一体何を経験して学んできたのでしょう?
世の中は大きく変わろうと動いています。
実際、個人単位での動きは速くて、地方移住・起業・働き方の見直しなんかは頻繁に行われています。
企業という単位で見ると少ないのが現実ですが、それでもいくつかの事例が出てきています。
どんどん変わっていくその潮流が目の前にあるのですが、それに乗れないようであれば残念ながら衰退の一途を辿るだけです。
今あるカタチを変えられないという時点で、頭が凝り固まっているとかいう問題で済まされるレベルではありません。
そういう低レベルな企業・組織の先は長くないので、早めに離れることをオススメします。
危機感は人を突き動かす「行動の原動力」になる
いわゆる信念だったり強烈な思いというのは、それを抱えている人を突き動かす原動力になります。
例えば、それが夢でもいいんですよ。
「こうなりたい」「もっとこうしたい」「あこがれの〇〇になりたい」という思いは、ものすごく強い原動力になり得ます。
そうやって抱えた思いが強ければ強いほど、自分の行動力に変換されたときに出てくるパワーはとてつもないものになります。
そのパワーが大きければ、次につながる行動はより明確なものになります。
ぼくを突き動かしている一番大きなパワーがたまたま危機感なのですが、もちろん夢や希望も原動力になっています。
なにもぼくと同じように危機感を感じる必要はありませんが、変わっていかなくてはならない時代に生きているのに、なにも変わっていないことをまわりのせいにしながら生きていくのはイヤです。
幸いぼくは自由に動けるので、自分から動いて変わっていきますよ。
小さくてもいいので、その先に幸せがあると信じていますから。