ときどき見かけます。
自分ルールを貫くために、他人にもそれを押し付ける行為。
それをやるからには、相手から出てくる意見や反発を覚悟しておくべきです。
その覚悟がないなら、止めたほうがいいですよ。
自分ルールを持つのは良いことだけど
自分ルールを持つのは良いんです。
その人にとってどうしてもこだわりたいところだったり、欠かせないことだったり、それを貫くのはいいんですよ。
問題は、それを他人にも押し付けてしまうケースです。
これ、押し付けられた方はたまりません。急に相手から理解できない何かを強制されるのですから、これはかなり迷惑でしょう。
ただ、押し付ける側は、もしかしたら悪気はないかもしれません。その人にとってはそれが普通なのかもしれませんし、良かれと思って言っているかもしれません。
でも、相手が迷惑だと感じてしまったら、どうしますか?
そこまでしても、自分を貫かなければなりませんか?
そうしなければ、あなたは生き残れませんか?
相手のことはどうでもよくて、自分さえ良ければいい、なんていうルールは無いですよね。いかに自分ルールといえど、そこはさすがに立ち止まって考えなおしてもいいでしょう。
これが集団生活の中だったら、尚の事気を付けなければなりません。
自分を貫くのであれば、相手の意見は心して真剣に聞くべき
自分のルールを持って生きるのは結構なんですが、他人が関係してくる場合、相手がどう受け止めるかは考えておいた方がいいでしょう。
そして、その場合は相手の意見を普段よりも注意して聞くべきです。相手がどう思っているのか、どう受け止めてくれたのか、その結果どういう反応を示すのか、嫌な思いをさせていないか、などなど。
普段は聞けないような重めの意見や反発を受け止める覚悟を持って、しっかり聞くべきです。
相手は、貴重な意見を言ってくれるかもしれません。もしかしたら、それはとても役に立つことかもしれません。反対意見を言ってくるかもしれませんが、それでもしっかり聞いて受け止めるべきです。
すべての意見が、あなたが信じて貫いている自分ルールについて、その人なりに考えてくれているのですから。わたしを理解してくれないのならもういいわ!などと切れてしまうのは、まったくもってお門違いです。
自分ルールを貫くのならば、ぜひ他人のルールや意見にも寛容であってください。他人にも、自分には理解できないこだわりがきっとあるのですから。
それがどんな理由でも、全部飲み込んであげるくらいの余裕は、いつも持っていたいものです。