この夏の映画で話題作のひとつ、「バケモノの子」。
細田守監督が手がけた、長編アニメーションです。
色んな情報が出てきていますが、気になったので過去作品を見始めたら大ハマリしてしまいました。
だって、どれも全部熱いんですもん!
過去の作品がどれも熱い!
恥ずかしながら、「バケモノの子」のCMが始まるまで、細田監督作品をちゃんと見たことがありませんでした。
たぶん公開記念なんだと思いますが、Huluで監督の過去作品が期間限定配信されていましたので、早速見たところ、その世界観にしっかり引きこまれてしまいました。
しかも、どれも全部オススメ作品ばかり!
サマーウォーズ
まず見たのは「サマーウォーズ」。
主人公の高校生・健二と、高校の先輩・夏希と、夏希のおばあちゃんの家=陣内家の人間ドラマが主軸にあって、世界中で利用されている「オズ」と呼ばれるサイバー空間で起こるドラマがリンクして話が進んでいきます。
この設定だけでもグッと引き込まれたのですが、なにより陣内家の人間が全員とても濃い!
そこにやってくる健二が短い時間の中で次第に成長していく様子と、健二が変化をもたらす陣内家の人間関係の展開が見ものです。
おおかみこどもの雨と雪
続いて見たのが「おおかみこどもの雨と雪」。
大学生・花と、大学で知り合った彼。次第に惹かれ合っていく二人は、彼が「おおかみおとこ」であることを明かしても揺るぐことなく、2人の子供=おおかみこどもを設けるまでに至ります。
しかし、彼=おおかみおとこの突然の死。
花は、2人の子供・雪と雨がいつか「人間として生きていく」のか、「おおかみとして生きていく」のかを選べるようにと、自然豊かな田舎町へ引っ越していきます。
引っ越した先で現地の人との交流を通じて成長していく花・雪・雨の、それぞれの物語を、雪が昔を振り返るかたちでストーリーが進んでいきます。
えー、ぼくはこちらの作品を見て泣きました。
どこをとってもグッとくるストーリーで、見終わってこんなに感動したのは初めてです。
時をかける少女
さいごに見たのが「時をかける少女」。
これ自体は有名な話ですよね。いままで実写で映像化されてきましたが、それがアニメになったのは本作が初です。
目頭が熱くなるほどストーリーが秀逸!
拝見した3作品とも、しっかりとしたストーリーがあって、そこにアニメがリンクすることで、みるみるうちに世界に引き込まれていきます。
絵がきれいなのはさすがプロだなぁと思うのですが、ぐいぐい引き込まれるストーリーの魅力が大きくて、それをアニメーションがつないで紡いでいく…そんな風に感じました。ジブリアニメともまた違いますし、どうにも比べようがありません。
ひとつ言えることは、ぼくは細田監督作品をすっかり気に入ってしまいました。最新作・バケモノの子もとても楽しみです。
Huluを契約されている方は、過去の作品をお時間のあるときにぜひ見てみてください。
Huluを使っていない方でも、レンタルすれば見られると思います。
アニメでしょ?とか、こういうの見ないんだよね…などと言わず、ぜひ1回見てください。
本当にオススメですよー!