「省エネ」は時代のキーワードです。
「省エネ」と言われて思い浮かぶのは「電気の省エネ」ですよね。
使っていない部屋の灯りを消す、テレビを消す、エアコンの温度調整を適正にするなど、電力がかからないようにすることが省エネにつながります。
付け加えるならば、電気を使う時間をまとめるとか、ピークシフトを考えて電気を使うとか、そんなところが方法としてあります。
省エネをすることで無駄をなくして、その結果電気代を安く抑えることができます。
この省エネですが、なにも電気に限ったことではありません。
人間関係も省エネしよう
ぼくがときどき話している言葉の中に、「人間関係も省エネしよう」というのがあります。
生きていく上で絶対に切り離せないのが、他人との関わり=人間関係です。いい関係もあれば悪い関係もありますし、仕事上の人間関係というのもありますよね。「めんどくさいなぁ」と思うものもたくさんあるでしょう。
そういうのがすべて嫌だとしたら、もう山奥にこもって外界との関わりを断つしかありませんが、さすがにそこまではできませんし、したくありませんよね。
そこで、いまある人間関係をちょっと見直してみてください。これが偶然にも電力に置き換えてみるとわかりやすいんですよね。
- 頻繁に会う人 = 高消費電力
- そこそこ会う人 = 中消費電力
- たまに会う人 =低消費電力
ものすごくザックリいきますが、頻繁に会う人で「正直付き合いたくない人」っていますよね。例えば会社の上司とか。そういう人と仕事以外の時間で付き合う必要ってないですよね?
それならば、その人にかかる電力を必要な時間(=就業時間)以上は電力を抑える=低消費電力化するか、またはすべて「電力カット」してしまいます。こうすることで、余った電気を他のことに使うことができます。
自分が本来やりたかったことに電力を使えずにいる人は、高消費電力にある人・モノがどういうものなのかを書き出してみてください。そうすると、優先順位がはっきりするはずです。
電力で例えて言いましたが、すべて言い換えると、身にならない残業をしたり、仕事以外の「つきあい」に振り回されてないで、「自分がなににチカラを入れるべきか?」を考えよう!ということなんですけどね。
人間関係は電気にそっくり。
人間関係は電気にそっくりです。
家に電気が流れていなければ電気が使えないのと同じように、お互いに会ってみたいと思っていなければ人間関係はつながりませんよね。
どちらかが一方的に思っているだけではダメですし、お互いに会ってみたいと思っていても考え方の違いから相容れないことだってあります。
人間関係なので、電気ほどすばやくてパワーのあるものばかりではありませんが、めんどうならOFFにしちゃえばいいし、必要なら積極的にONにすればいいとぼくは考えています。
ほんとうに自分が大事にしたい人・物事だったら、誰だって全力でいきますよね。
フルパワーで行きたいときがあるからこそ、それ以外のことは低消費電力または電力カットしておくのがオススメですよ。